PARTsolutionsとは
3次元部品を再利用し部品の共通化を推進することで、設計・検討・テスト時間、リードタイムが短縮でき、また試作における工数削減、時間短縮が実現しますので、大きなコスト改善につながります。共通化推進のカギとなるのは、共通化可能な部品をどのようにして見つけるかです。
PARTsolutionsは、3次元部品の再利用を促進する形状検索ソリューションです。従来の属性情報などからのテキスト検索手法では限界があった検索が、PARTsolutionsなら属性などに頼ることなく、3次元モデルの“形状”から、類似した形状の部品を高速に検索することができます。ドイツのCADENAS社が開発した形状検索テクノロジーによって、サイズの大きな3次元データに対する検索も、膨大なデータからの高速検索も可能です。
PARTsolutionsによるパーツ共通化の効果
形状検索によるパーツの再利用効果
- 設計、検討、テスト時間短縮でリードタイム短縮
- 試作における工数削減、時間短縮
- パーツ共通化の実現
設計効率の改善
- 類似部品データの再編集による『設計時間の短縮』を実現
- 類似部品の利用し、ナレッジ情報を共有することによる『リードタイムの短縮』を実現
- 後工程へ貢献、新規製作を減少することによる『コスト削減』を実現
- 社内標準部品を的確に利用し、部品の標準化を促進することによる『部品の最適化』を実現
PARTsolutionsの特徴
2Dスケッチ検索(ポンチ絵からの検索)3Dモデルがなくてもスケッチから形状検索機能を呼び出すことができます。フリーハンドのスケッチの他、画像データも利用できますので、カタログや図面のスキャンしたデータなど広く応用することが可能です。 |
トポロジー検索(製品の“特徴”からの検索)パーツの“特徴”を元に検索ができます。部品全体の大きさ、穴の数、軸の数、径など、探したい部品の特徴を指定することで、検索を実行できます。 |
CATIAからの起動CATIAのメニュー上から簡単にPARTsolutionsを起動することができます。 |
検索Indexの自動生成
PARTsolutionsの形状検索は、自動的に検索Indexを作成する機能を備えています。担当者の入力情報に依存する従来のテキスト検索手法とは異なる、確度の高い検索が可能になります。
重複レポート 機能(オプション)
重複レポート機能では、所定のフォルダに置いた複数のCADデータを精査して、その中から「重複しているパーツがあるか?」「共通化できる類似したパーツが無いか?」を高速に検証できます。1回の処理で、1000パーツ程度の重複レポート作成が可能です。
Make or Buyレポート他(オプション)
この新機能では、所定のフォルダに置いた複数のCADデータを一括して形状検索することが可能です。検索対象を過去のすべての製作部品にするか、もしくはメーカーカタログにするかなど、様々な形状結果の一括レポートを作成します。