Version情報
3DCS Variation Analyst Version 7.3
3DCS Variation Analyst Version 7.3 (3DCS) にはさまざまなアップデートが施されています。
特に注目なのはデータベース機能の拡張と、ばらつきを視覚的に確認するカラーマッピング機能です。
さらにVersion 7.3における3DCSのアドオンモジュール、3DCS Compliant Modeler Add-onと3DCS Advanced Analyzer and Optimizer Add-onにても新機能が追加されております。
データベース機能の拡張
Process Capability Databaseを利用することで、モデルリングの高速化と精度向上が可能になります。
過去のデータやナレッジベースを使用することにより正確に公差のプロセスデータを反映した素材別、プロセス別、やフューチャータイプ別に分類したデータベースを作成することができます。
この機能拡張により、ユーザーはデータベース上の公差の情報をすばやく点や要素に与えることが可能です。
さらに公差情報はユーザーの「GD&T and information」とリンクでき、のちにすばやく手軽に使える参考資料としても活用できます。
カラーマッピング
カラーマッピング機能はモデルの問題箇所を視覚化します。
この機能により、プロセスや治具が組付けにどのように影響を及ぼしているかを視覚的に確認できるようになりました。
また、ばらつきや統計量を、公差を与えた点に線として表示できるようになりました。これによりばらつきを最大に含む重要な箇所をすばやく見つけることができます。
3DCS FEA Compliant Modeler Add-on 熱と重力
熱効果と重力効果の向上によってシミュレーションにおいて今までにないレベルでの正確性を実現できるようになりました。
Advanced Analyzer and Optimizer Add-on
最適化効率と感度の機能を向上し、モデルに適用する前に新しい組み立て方や公差調節の影響を検証するのに役立つ機能、デザイン作業とその調整作業を高速かつ簡単に行うのに助かる機能が拡張されました。